ストレス社会で生きる現代人は、さまざまな心の病気を抱えています。
心の病気は、精神障害とも呼ばれ、多様な種類や特性があります。
また症状に応じて、一人ひとりの治療保方法も異なります。
そこで今回は、精神障害の種類について紹介したいと思います。
精神障害の種類について
それぞれの障害の特性を解説していきます。
うつ病(気分障害)
うつ病は、気分障害のカテゴリに分類されます。
さらに単極性うつ病と双極性うつ病があり、どちらに該当するかで治療法が異なります。
「何もする気が起きない」「楽しくない」「眠れない」「食欲がない」「落ち込みやすい」などの症状が挙げられます。
原因は、脳内のセロトニンやノルアドレナリンという幸せホルモンがなんらかの影響をうけて起こると考えられています。
発症するきっかけは、いじめや人間関係のストレスなどが挙げられます。
総合失調症
総合失調症は、脳機能に何らかのトラブルがある状態とされていますが、ハッキリとした原因が分かっていません。
妄想や幻覚といった症状が特徴です。
発症すると、喪失感や意欲が低下し、社会参加やコミュニケーションをとることに困難が生じます。
アルコール依存症
アルコール依存症は、アルコールを多量に摂取することがやめられなくなり、コントロールができない状態です。
アルコールに依存し、多量摂取を繰り返した結果、健康に悪影響を及ぼします。
また、うつ病やパニック障害と合併している場合も少なくありません。
落ち着かない・手が震える・幻覚がある・感情の起伏が激しくなるなどの症状がみられます。
てんかん
てんかんとは、てんかん発作を繰り返す脳の病気です。
原因がはっきりしない「突発性」と、遺伝や外傷などが原因の「症候性」2つに分かれます。
また、てんかん発作には、「部分発作」と「全般発作」があります。
部分発作は、手や目が勝手に動く・光が見える・手がしびれるなどの症状が挙げられます。
全般発作は、意識を失う・力が入らなくなるなどの症状が挙げられます。
脳機能が関係している病気であるため、精神症状が同時に表れることがあります。
まとめ
精神障害とは、脳機能に何らかの障害が起こる心の病気です。
上記の他にも認知症・強迫性障害・摂食障害などがあります。
代表的な症状や特性はありますが、細かな症状に応じて治療法は異なります。
イライラや不安が解消されないとお悩みの方は、早めに専門医を受診してみましょう。
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